0/1Angel(私的)

 とうとうパソコンを買うことにした。4年でガタがきてるって、普通のことかな?よくわかりません。四年間で2回修理に出しました。その他にもトラブルは数々。パソコンなんてこのくそ!と何度も思いましたが、今更ない生活には戻れません、というかライブ試験に支障が出るので、なけなしの金をはたいて電気の街に向かいました。

 (もちろん)中古で、できればwin7でオフィス入ってるのがいいなーと思ったら、やっぱい値段するわけで。でもまたXp買うのも貧乏くさいというか、サポートが数年後に終わるかもしれないのに、新しく買うなら絶対7や!ということで、買ってしまいました。8万5千のノート。未開封っす。しかも2か月前に発売されたばっかのやつ。口下手そうな店員さんが商品を袋に詰めながら、「このスペックでこの値段はすごいです」と言っていたけど、パソコンに詳しくない俺は何が何やら、てか、それ、迷ってる客に言う言葉じゃね?。真っ黒でかっこいいんす。てらてら光るぜ! 戦闘力高そうだぜ! 戦わないけど。

 でもパソコンとか実用品は見た目よりも機能重視なので、別に以前使用していた面白味も何もない銀のノートだったけど。

 家に帰ってさっそく起動。俺はパソコンに関してはずぶの初心者「ではない」程度なのでよくわからないけど、ハードディスクが以前の6倍以上CPUは2倍になったよ! これってすごいことっぽい、マジ、さくさく動きすぎて困る。こんなにパソコンって快適だったんだーと一人感動。で、いろいろ設定を直していると、いろいろな問題が山積みになっていて、win7では対応していないのとか対応していても、分からなくてグーグル先生で検索してもほしい情報が出てこなくて、試験のために新調したのに、結局古い不安定なパソコンで講義受けろってこと?と疲労感が増し増し倍率ドンだったんすけど、とにかくやらないことにはしかたがなく、初めて買った時は友達に頼りまくったなーとか思い出しながらおれももう25、自分でインストールとアンインストールを繰り返し、どうやら形になったっぽいけれど未だ不安の種は消えず、まーもうよくわからないしどうにかこうにか一息つけるかなーと思ったら7時間たっていたよ、これ。パソコンマジめんどいす。てか、ふと店員さんが安いって言っていたこと思い出して、ネットで買ったパソコンの機種名を入力すると、マジで俺の買った値段が最安値だったん。値段8万5千から14万って、幅ありすぎだろ。でたらめな値段だなーマジ。

 これもあと3、4年で買い替えるのかなーと思うと背筋が寒いが、まあ、考えないことにして。てか、俺、このパソコンを置いている台、ダンボールなん。正確に言うと、それに加えて『ファッションの100年』っつー分厚い本にスタジオボイスとモード写真展と山田正亮の画集とアバとかミッシェル・ポルナレフとかミルズブラザーズとかのCDの上にパソコン! オサレ! なわけあるか! 
 
 ずっと、引越したら新しい机を買って、人並みの(って何のこと?)生活をしようと思っているのだ。今年中にはどうにかしたいけれど、先のことは分からない。分からないけど買ってしまった戦闘力高そうなPC。ポップン8に収録されている『0/1Angel』って曲知ってる?君のパソコンに住んでいる(は?)、AI girl(キャラクターで選択できるのAltちゃん。四角いモニターの中に顔がある)のALtが
take me to the starlight cruising とか
funny funny story pleaseとかねだってきて、でも持ち主のことを心配して
I know you are working hard every day
you don't have girl friends but always I'm stay with youとか言って曲の最後のサビでは
if you want kiss me that that function key8
anytaime and anyware ,always I am looking to you
don't forget I'm angel for you

 とか歌ってんのマジいい曲、と、終わろうとしたんだけど、これ、文章だけだと、ダメ人間に数年間の機械の恋人提供、みたいなダメすぎる歌だな。でも曲は全部英語でしかもヴォコーダーボイスで、爽やかテクノポップソングだから俺の好み抜きでいい曲っすけどね。ところでf8なんて押したことねーよ。てか今までパソコンの説明書でファンクションキーのショートカットの説明見たことないんだけど。ダメっすか?


 新しいパソコンには長く働き続けて欲しいけど、古いパソコンもマジいろいろ長い付き合いで、お疲れ様でした。まだ、家に置く予定だけど、少しだけ、感傷にひたる、その対象が(詳しくない)PCって、俺らしいっていえばそうだけど、まあ、モザイクウェブも数十年前のパソコンとの出会いを歌った超名曲『電気の恋人』で「僕らはみんな電気の恋人」って歌っていたしスパンク・ハッピーも『アンニュイ・エレクトリーク』で踊れないハウスミュージックを披露していたし、俺も、電気の一部みたいなぼんやりとした夢想のまま、また明日。