映画見て

希死念慮で頭がふらついていて、それがやわらいだと思ったら、今度は不眠症で、四時近くにならないと眠れない日々が続いて、体力的にヘロヘロだ。ふと、気づいたら。寝てしまっていることもある。夏までどうにかなればいいな、というか、どうにかならないと割とおわるなー笑

 たまっていた、映画の雑記、の前に、

 渋谷文化村ギャラリー ボストン美術館所蔵俺たちの国芳 わたしの国貞

 を見に行く。平日だから、と安心していたら、かなりの人だかりで、かなりげんなり。美術館の人混みは本当に苦手なのだ。俺、目が悪くて、近くで作品がみたいなのに。あと短期でせっかちだから、この展示にあった年齢層のゆっくりとしたペースに合わせて移動なんて無理な話だ。

 浮世絵、ということで、油彩等とは違って現物やカタログにそれほどの差異があるとはいえないかもしれないが、それでもみていて楽しい作品はいくつもあり、巨大な魚やら怪物やら髑髏あらが登場する画面は迫力があって楽しめた。

 あとやっぱり国芳の猫はかわいいし、国芳のほうがはっちゃけた絵が多いようにおもえて好みだ。傾いた、というか、現代のポップやバッドテイストにもつながる感じだ。超人気の若冲みたいな感じもした。

 銀座のエルメスでアルプス を見る。その名のとおり、アルプス山脈を色々な角度、国から撮影したもので、この説明から伝わるかもしれないが、あまり人気はなさげで、このくらいがいいなーと俺は思った。

 肝心の映画はというと、所々フォトジェニックな(というか監督は写真家だそうだ)場面もあるし、手堅いつくりのドキュメンタリー、なのだが、色々な職業な人が矢継ぎ早に登場して、説明がない、というのが続くと、日本人の俺としては置いてきぼりになってしまうこともしばしば。

 監督のエゴが出る、(それをアート映画とは呼びたくないのだが)というのならそれもありだが、ドキュメンタリーとして見ると、少し字幕で補足を入れるべきではと思った。

 『メイド・イン・シェフィールド 』を見る。
イギリス/シェフィールドから始まったポストパンク・ムーヴメント=エレクトロ・ポップを追ったドキュメンタリー作品。

 とのことだが、びっくりすることに、最初から最後までヒューマンリーグのドキュメンタリーだった笑 俺は彼らが好きだが、世代ではないし、当時はかなり音楽ファンには馬鹿にされやすい存在だったらしいから、そんな彼らをエレクトロムーブメントの旗手として扱ったのに少し驚きながらも見る。

 そのうちに、あの貧弱なシンセの音が、俺の好きなさびしくって虚しくって耳に残るあの音が、シーンを変えていった時期がたしかにあったのだなあと、ぼんやりと、少し、胸に来た。

 『絵画』 中国の水墨画を書く様子を映す映画、なのだが、まさかの20分しかない! 内容も凡庸だし感想も書きようがない笑

 友人に加瀬亮とか豪華メンツ出てるよ と教えてもらってみた『スクラップ・ヘブン

 オダギリジョー 加瀬亮 栗山千明 というかなりイケてるメンツの映画で、これだけでもういいや、と思ってみていて、正直、俺が高校生のころに見るべき映画だったなあ、という感じだ。

 雑に言うとファイトクラブ、みたいな感じで、オダギリと加瀬が世の中に不満があって、変えてやる、というなの度の過ぎた悪ふざけ、という習慣連載青年漫画のような内容。

 栗山千明の出番があんまないというかストーリーにあまりからまないのは残念。

 正直ストーリーは青いというか、その先を書かなきゃいけないんじゃないの? と思うのだが、オダギリと加瀬の演技に救われているというか、二人の元気な姿を見たい人はオススメだと思う。

 まだ、映画見ている。また、書かなきゃな