愚か者の秘本/Fool's Tome

 何だか、同じ日々を繰り返している気がするのはきっと、俺が朝の四時前後にならないと眠れないから。

 でも、流石に体力は、やばいなりに、回復しているように思う。外で朗読したりラジオ体操したりしてる笑 たまにだけど。てか、家に一人きりでいるし誰とも話さないのを何日もくりかえすと、よくないな笑

 友達が少ない、そういう人生を歩んできた俺のせい。

 蓮の写真集を見る。蓮ってすごく好きなのだが、俺はハイパーめんどうくさがりなので、開花時期や時間を調べて見に行ったりはしなかった。

 でも、来年の初夏には、行きたいな。初夏まで俺、元気でいたいな笑

 あと、相変わらず、あのネット小説投稿サイトで文章を、幾つも書いて(書くのはワードだが)アップしている。

 正直、それのせいで眠れないんじゃないか疑惑もあるのだが、(頭の中でストーリーとか考えてしまうし、体調が良くなるのが深夜過ぎなので、先生にその時間はパソコン禁止と言われてる 守ってないが!)

 で、俺が色んなジャンルの大衆小説?めいたものを書き散らしているのだが、当たり前だが、いくらやっっつけ仕事で書きまくっている俺でも、ここは誰だっけ、とかこのひとの歴史は…みたく普段しないジャンルの調べ物をしていて、それが結構刺激を与えてくれる。

 感受性が鈍る、としたら、死んだ方がいい、とか極端な考えが浮かぶ。でも、ある面でそれは正しいのだ。真面目に働いている人はいい。でも、ちゃらんぽらんの遊び人人生を送って来たならば、自分の美意識が枯れたら、さようなら。

 そういえば「ユダ」の化身をそのファンタジー小説に登場させた際に、久しぶりに太宰治の、『駆込み訴え』を読む。俺はこの短編が大好きだ。それは、ユダだけが、キリストを愛していた、と思うからだ。

 小説はユダがキリストへの愛憎を吐露する濃厚な短編なのだが、俺もこのユダ像とは違うにしても、キリストの危機に全員が逃げたとかなんだよ、とか本気で思ってしまう。ユダだけが、裏切り者だけが、彼にごちゃごちゃになった、感情を抱いていたような気がするのだ。

 だから俺は ユダの接吻、という絵画がとても好きだ。こいつがキリストですよ、と教えるためにわざわざキスをする、意味が全く分からない。というか、それが有名な絵画の題材の一つ、ということも。

 まあ、聖書とか、他の聖典とかも、「現代人」が読んだら意味不明なので、それを求める人にのみ、意味があるのかなと思っている。

 とかいいつつ、家にキリスト像十数体あるけどな!!!!!

 しかもその上、金もないのに、セボンスターという、小学校の女の子(大人女性にもファンが多いが)向けの商品も買いあさっている。

 部屋中が苦悶の表情や、キラキラぴかぴかの世界。

 

 逃避感情なのかな、と思っている。でも、書き上げなければならない物がある。人生の逆算をする、あと、一年とかなら、俺余裕で頑張れそうな気がする!

 頑張らねば、と思う。多分気持ちがハイだ。ハイで、悲しい。気分がハイばかりで、休むのが、物音が、人の声が、怖いから。

 でも、おれもおっさんなので、多少の処方箋は持っている。
 みなさまも、おげんきで。