むだなはなし

日記を書いていない期間、色々あって、なにを書けばいいのか分からなかった。幾らこんな場所でも、書かない方が良いことや書くべきではないことはある。別に大きなトラブルとか犯罪とかではなくて、個人的なあれやこれやの話。

 例えばこれが、紙に書く、自分しか読まない個人的な「日記」だとしても、事実だけを書くことはなかなか難しいと思うのだ。

 文章を書く人は、時折小さなフェイクを入れて書く。そのフェイクが文章に必要だから。体裁を整えたり、嘘によって膨らんだ言葉や、韻や、物語が、文章を良くすることがあるから。

 しかし、矛盾しているようだが、時には、何かに対して正直でいたいと思う、強く思う。人であったり、作品であったり。何でもいい。普通に、なるべく自然に生きてみたいと思うんだ。

 自分の身体が、フェイクの身体だと何度も感じてきた。離人感。病的なのか病気なのか、なんて些細な問題だ。人生が生活が意志が、自分ではどうしようもないことを心得ている。でも、できるだけ、自分で生きていたいと選択をしたいと思うよ。

 人に会うと非常に疲れるのに、誰かに会わずにはいられない。誰かに会ってアップデートを続けなければ、或いは真逆の不毛な行為を続けなければ、きっと苦しいんだ。

 愚かなのかは分からないけれど、とにかく新しいこと、新しい人のことを考える。だからか、ここ数ヶ月まともな小説が書けていない。文章を構成しようとする努力ではなく、何でもかんでも行動にうつさねば、という欲求が湧き出ている。

 それがフィードバックして、文章を書く何かになればいいか、そうなるかは分からない。俺は若くないが、そこまで老いてもいない。でも、時間がないって、俺の使用期限が、耐久期間がもうすぐなのかって、たまに思う。

 まあ、それがいつかは分からないけれど、豊かな方がいい。楽しい、悲しいは多い方が好きなんだ。

 無駄遣いが増えた。ストレスの矛先がお菓子と買い物へ。ああ、おかしのまちおかは悪い。でももっと悪い、ラグタグオンラインのセール。悪いんだ、でもさ、俺、契約更新料や税金で死にそうなのに、俺さあ、一か月ちょいでさあ、服飾、17点も買ってるの!! ラグタグオンラインで17点! 俺はマジ、ラグタグでできてるのか?

 でもさ、ラグタグ悪い。安すぎる。例えばさ、普通に買うと5000~10000円のTシャツが数百円で買えるんだよ! 

COMMUNE DE PARIS

DIESEL

603

 のtシャツが数百円! ナノユニバースやアローズやレイジブルーとか、そういうのも買ったし、そういうのが数百円なのは、まあ、分かるけど、COMMUNE DE PARISの(ほぼ)ただの黒いだけのTシャツ定価一万が数百円! 買っちゃうよね。あと、ディーゼルがしょっちゅう投げ売りされてる……なんで?

 あ、ポールスミスの五万のスーツ上下が二千円だったから買ってしまぅた。店舗でのセールで、試着したらぴったりだったんだ。オンラインラグタグで買って店舗にも行く……俺はそんなにラグタグが好きなのか?

 俺は身長が185センチ以上あるので、服のサイズで困ることが多々あるが、セール対象の小さすぎたり大きすぎたりで買い手がつかない特価品を手にするときは救われる。ああ、出会ってくれてありがとう! 

 スーツなんて着ないのに! でも、着たらきたで、楽しいけど。

 無駄遣い祭りで、出費がかさみ、怠け者の俺にしては珍しく、余計に働く(羽目に陥った)。余計に働いてると、頭おかしくなるね。ここ一か月半は、かなり色々あったせいで、三時から五時に必ず目が覚めてしまって、身体も精神もボロボロなのかハイなのか分からない感じだ。嫌な時間に目が覚めたり、帰宅して気づいたら眠りに落ちてたり

 でも、生きてる。

 あ、確実にはまると思ってた、ソシャゲには色々はまって色々飽きた。

最初にインストールして、はまった黒猫のウィズはもうログインボーナスすらもらっていない。だって、このゲーム、かなり簡単に一番レアなキャラが手に入ってしまうから。ゲームとしては好きだけど(俺の好きなクイズだし、キャラが現代にチューンナップしたビックリマン的などちらかと言えばちょい古い感じのデザインと物語性があり好み)簡単に強キャラが手に入り、それを強化するのも簡単だとなあ……ガチ勢ではないので、最高レアリティのキャラをずらりと並べたら、気がすんでしまったんだ。

 キキララのパズルも超はまった。とにかくかわいい。同じのを三つ以上並べるという単純なパズル。だが、全体の中盤くらいから、かなり難しくなり、運や課金が必須みたいになってきて、かわいいキキララな世界観なのに、製作者が「さあ解けるものなら(アイテムつかって)解いてみろ」とでも言いたげな、げんなりするパズル、というので疲れてしまった。

 他にも色んなのをインストールしては、少し遊んで消した。やはりソシャゲは、俺の求めるゲームとは違う。ガキの頃の俺がゲームに求めていたのは、夢中になっていたのは、そこに物語と言うか、一つの現実が、世界が感じられたからというのも大きいと思う。 まあ、ビジネスモデルが違うのだから、あまり深くつっこんでも意味がないのだが、パッケージされていて(ダウンロードでもいいけど)数千円で売っていたらやりたいか? って思ってしまうんだ。毎日ログインとかスタミナとか誰かとプレイとか、それはそれでプレイしてしまう要素だが、ゲームとしての楽しさとは別物だ。

 そんで、今はまってるのが、ロマサガのアプリ。ゲームとしては、オート放置周回ゲー。ストーリーは何も感じない、或いは蛇足としか思えないものばかり。なのにプレイしてるんだ。思い出補正? キャラ好き? 分からない。でも、俺が超好きなギュスターヴ君がガチャで速攻当たったんだ。ほんと好きなキャラなんだ。

 俺が大好きなキャラ、大体物語の中で死んでしまうんだ。死んでしまうキャラクターに、死を賭しても何かに立ち向かった人たちに、物凄く感情を揺さぶられるんだ。

 あ、それに無課金なのに当たりキャラがかなり出てる。今手に入る中で欲しかったキャラ、ギュスターヴ、最終皇帝、ハリード、コウメイ、コーデリアロックブーケ以外は手に入ってしまった。アザミとタリアとセルマという、なじみがないんだが、どうやらとても強キャラらしい女の子らも当たった。サガシリーズはとても好きで、このゲームが微妙でも、キャラ好きで遊んでたのに、気づけばパーティに選んでるのが自分が知らないキャラの女の子(ガチャのあたり枠の女の子)という状況……

 ああ、ほんとどうでもいいことを書いてる。どうでもいいこと書くと、少しだけ気が晴れた。頭と体がそわそわしていて、しかも疲れてたんだ。おまけに、小説がずっと書けなくって、小説が書けない俺なんて、マジ価値がないねって焦燥にかられるのだが(かといって、小説がかけていたとしても、それが軽減されるということでしかないのだが)何かしら新しいことを。先のことよりも、目先の何かに飛び込む。きっとそれでいいんだって今は思うんだ。