2010-02-09から1日間の記事一覧

恒常性の工場

或る冷えた日、人ごみの中、駅のホームで電車を待っている際に、頼りない粉雪がひとつふたつ頬に触れ、まるで熱弁する篤志家の唾液を浴びているようだと感じ寒々と、身が引き締まるような気がした。知覚はできても共有できない熱があるのだと再認した。今ま…