2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

傷口の話なんて口づけの話なんてしないで

朝電源を入れたらパソコンが真っ青。win10にしてから初めてのブルースクリーン。中古で買って酷使していたパソコンだし、最近調子が悪かった。だからいつこうなってもおかしくないと感じながら、もし、今駄目になったら、これまで書いてきた小説、どうしよう…

春の始まりには目を閉じて

いつものように冬物のアウターで外に出て、電車に乗って駅に着き、少し歩くと汗ばんできて、三月の終わりなのだと肌が知る。日々、ぼんやりうんざりしているのだけれど、外に出ると、歩きながら音楽を聞くと、まあ、どうにかなるような気がしてくるから不思…

亡霊を一押し

片寄明人のリツイートでトータスのサードアルバムの、全曲再現ライブの存在を知って、聞いてるんだけど、ほんとすごい。ほんと良い。俺はトータスはファーストが本当に本当に好きなんだけど、というかサードアルバムはそれに比べると、とか思ってたけど、こ…

先生もっと恥をかいて下さいよ

文化村ギャラリーの、 アングラ時代のポスター展を見る。 副題が1960~1970年代 反逆の潮流 という題で、その名の通りけばけばしくいかがわしくとても好みだった。 でもさ、会場でグッズ販売されてるのは宇野亜喜良なんだよね。俺、彼の画をなぜだか夢中にな…

そっと包む、開く

人に何かをプレゼントするのは、楽しくも悩ましい。そこそこ、或いは人並みに、誰から物をもらった経験があるのだが、自分があげる側になると、どうしても色々と考えが出てきてまとまらない。 渡すのが楽なのは、その人の好きな物を理解しているとか、趣味や…

正気でも狂気でも真面目な君は好き

家から駅に向かう道の途中、誰かの庭で一輪だけ、とても立派な白い椿を見つけた。図鑑に載っていてもおかしくない程の、豊かに花開いた椿で、通る度に目を奪われ、携帯の写真に残そうかな、と思いつつもすることはなかった。 そんな或る日、花弁の一部が黄色…

片足飛びで、そらへ

予定がなくなってしまった。先のことを考えなくてはいけない。ずっと飲んでなかったんだけど、自宅で酒を飲んだら、すぐに寝てしまう。俺、一人で酒を飲むと大抵眠ってしまう。眠った後は大抵後悔する。時間を無駄にしてしまった、って。 でも、毎日酔っぱら…

知ってる? 鎮痛剤のシャワー

クソみたいな罵声を浴び、もう関わり合いになりたくないから我慢するとか、クソみたいな扱いを受けても我慢するしかない状況。醜い言葉を言うと、クソみたいな気持ちになっていると、自分に返ってくる。つまり、俺は大抵、憎しみか虚無。みっともない話。 日…

主人公の親友はいつも病魔

自分の身体の不調を意識してしまう。あれもこれも、片づけなきゃならないのに、のんびり、何も考えないことが良いとは分かっていても、そんなことが出来るわけもなくぐだぐだと。 自分の身体が自分の物になって欲しいのだけれど、それは難しいことだ困難な問…

他人のそらに

こんな夢を見た。 で始まる夏目漱石の『夢十夜』はとても美しい作品で好きだ。漱石は好きだけれど、気軽に楽しめる作品(短編)がこれしかないような気がする。他人の夢なんて興味ないしつまらないのだけれど、漱石のなら別だ。 俺も、こんな夢を見た。 地下…