2017-01-01から1年間の記事一覧

俺のペット俺

死体のことを考えながら昔の日記を見ていると、どこでもいっしょというゲームのメモが残っていた。何も知らないペットに言葉を教えて学習させて、一人前の人間にするというゲーム。だと思う。 その文章が(俺が教えてるものが)まあ、ひどい。 でも、今なら…

I see the morning in your eyes

思考が乱れて、行動ができない。展望もない。といったいつもの日々。激昂と無気力の間を瞬間的に移動するからそれだけでも消耗する。 ふと、死んだら全て終わりになることを再び噛みしめると、気分がニュートラルに近づく。そう、俺の全てはどうでもよくなる…

天の使いも地を這う者も夢を見ない

数時間ごとに思考がぐずぐずになり振り回される。多動と衝動の躁から無気力と意味を見いだせない鬱へと一日の内、数時間で転々とするのがたまらなく疲れる。もっともこういった状況には昔からなっていて、何をして良くなるかなんて分からない。絶え間ない愚…

君は肌に恋文縫い付けて 男の吐息盗むんだ

何かを口にする時に躊躇うのは、自分の言葉がコミュニケーションに適していないと気づいているからかもしれない。気狂いのようなモノローグを繰り返すことに少し疲れただけなのかもしれない。欲望。それは素敵な事だと思う。対象が何にしても。 薬や他のこと…

シネマはホームレスの住処

とりあえず、仕事をしている。カッとなったり、気分が悪くなったりもするけれど、それって「仕事」をする時はみんな味わっていて、当然のことなんだよなあと改めて思う。 新宿に行く度に、数人のホームレスが視界に入り、つい彼らについて考えてしまう。赤銅…

ずっとリハビリテーション

不安定な雇用に決まって、とりあえずは働きながらも慣れないのだけれど、仕事を楽しむなんてごく一部の人だから、それは当たり前のことだと思う、位には思考がマシになった、というか、金がなければ生きてはいけない。単純な話だ。 それにしても、本当に必要…

コスプレ

八方ふさがりでもがく、という行為に疲れて、それでずっと鬱々としていた。ただ、たまに、それではいけないというか、そういうのが自分だって好きではないのだと思う。 這い上がる為に、何が必要だろう。俺の能力は社会的、対人的には害悪でしかない。俺自身…

さようならの流儀

体調不良が酷い。一日に何度寝て起きているのか分からない。ちらつく希死念慮と吐き気。単純に働けないので貯金の終わりが俺の終わりの始まり。 思えば、無計画でよくこの年まで生きてこれたもんだと多少は自分を褒めてもいいような気もしてくる。ただ、(自…

さようならシネマの中で

今日、俺が一番好きな女優、一番演技が上手く存在感のある女優が亡くなった。 ジャンヌモロー。彼女の名前の映画を何作品も見た。見る度に、決して自分の好みではないけれども、圧倒的な存在感と演技のうまさと傲慢さと美しさに魅了された。 俺は正直映画を…

あとからあとから、何ぼでも出きてくんねんな

相変わらず酷い内容の小説を書いていて、その内容の酷さは俺の内面を表していると共に、それこそが心地良くも肝要な問題なのだと思うとげんなり。デカダンスとか耽美主義とか無頼派とか(その作家個人は好きでも)それらを標榜する、そういう輩のナルシシズ…

朧火は錯覚

見放題だっから、いつも見ているような数十年前の映画ではなくて、最新のここ数年に話題になった映画を見たのだが、そのほとんどがびっくりするほど何も残らない上にそれなりにクオリティが高く、もう、何も言えないとしか言いようがない状態だった。高額の…

徒花浮草

体力が非常に低下しているのと、薬を変えると、二週間一日のほとんどを寝て過ごしていた。勿論そんなことをしていていい身分でもないし、俺の人生としてもまた日々を無駄にするのは癪だ。だけれど、夜のひと時しか、俺は元気になれなかった。 家には花の本が…

白昼夢パレード

日々感情が固まっていた。そんな時に、ドコモでひと月映画アニメ見放題でだらだら昔のアニメや映画を流しっぱなしにしていた。どこを見逃しても困らない、金太郎あめのような、初めを見たらオチまでわかってしまうような作品を。安心感のある、生ぬるい沼に…

がらんどうの住人

町田康の新作を久しぶりに読む。相変わらずの珍道中エッセイなのだが、売れっ子作家が数千、数万で困っているのは、実際に困っている人間にとっては文学の中の話であってもなんか白けてしまう。いや、楽しい作品なんだけどね。滑稽譚ってことで、俺の指摘も…

灰になるまで

田中慎弥『孤独論 逃げよ、生きよ』を読む。田中といったら、芥川賞の発言で一時期話題になったが、その生活スタイルも当時とても奇異なものとして色々な所で目にしたのだ。 彼は高校卒業後、ずっと家にひきこもっていて、幼くして父を亡くしたので母と祖母…

やがて消える火

電車賃が惜しいとかみみっちいことを思いながら銀座のエルメスで『ポー川のひかり』を見る。 ヨーロッパ最古とされる、イタリアのボローニャ大学。夏季休暇に入ったばかりの図書館で、大量の古文書が太い釘で床に打ち付けられるという衝撃的な事件が起きる。…

世界の合言葉が恒常性ならば俺は哀しい

友人とメールをしていて、モヤモヤしていたことを言葉にした。いや、前々からずっと思っていたこと。変わらないこと。色々なSNSやらネットでつながることが増えてはいた。それ自体はとてもいいことだ。でも、物凄く感じるのは、何かを作る人達、(サービ…

おっさんの友達の作り方

半年以上ぶりに、俺の数少ない友人に会った。うつ状態で失職して数ヶ月はほとんど外出しなかったし、人と会える状態でもなかった。でも、今日、その友人に会えて良かった。その友人に頂いた物、というのも素直に嬉しい、でも、やっぱり友人とたわいのない話…

泥の日

とうとう金が無いので仕事を受けまくって落ちまくっていたり、辞退したり。何で求人情報とは違うことを平気で書いたり言ったりするんだろう? 俺は人のずるい嘘も自分のずるい嘘も許せない方だ。だから、自分でそういう嘘をつきたくない、つかないようにここ…

君は誰の夢?

最近アニメーター志望の女の子が主人公の漫画を試し読みして、かなりおもしろかった。数年前に見たアニメ、SHIROBAKOも、見た目は可愛い女の子たちがそれぞれの夢(アニメの制作現場)に向けて頑張るお仕事アニメで、入口(見た目)は可愛い女の子がパッケー…

動くだけで、愛おしい

うつ状態の時は有酸素運動がいいらしいが、そもそもうつ状態の時は何もできない訳で、適当なサイトのストレス対策にはストレスを減らすこと、みたいな「それができてたらしてるんだよアホー」と言いたくなるようなこともあるのだが、自分を立ち直らせるのは…

書くこと、考えること、そして、カッコつけること。

過去のクソみたいな出来事やこれからの展望のなさに、どうしても鬱々としてしまっているのだが、そればかりではいけないというか、そんな下らないことばかりの人生を自分自身で選んでいる、というのはやっぱり最高にダサい。 ダサい時があるのはしょうがない…

たまに、いやいつもこんなふうに

ずっと眠っていて、その繰り返しの日々。それでもなんとか浮上してきて、というか、書きたい小説が、ちゃんと小説について考えたいと思ってこれるような精神状態になったから。 それらの意志が断片的なものでも、そのおかげで俺は自死を選ぶ気にならなくなる…

くらやみなぐさみ

感情が死んでいる。とかく寝ている。ただ、もうそろそろお金がヤバイ。家の更新料と税金がまとめてくるから、それだけでも気が重い。しかも、また別の病院に通っていて、治療には一年近くかかると言われた、金が無いのに金がかかる予定ばかり。つまり、働か…

まるで病理

腑抜けの日々。腑抜けている場合ではないとは思いつつも、似たような暇つぶしの繰り返し、物を売り払い、音楽を聞き、本を読む。惰性でナショナルジオグラフィックを何冊も読んでいるのだが、内容は自然、科学凄い―の繰り返しなのに、読んでいて飽きない。 …

桜の花が散るとも

小説を書き終えて、見直し、推敲していて、でもこの時間が結構嫌いだ。誤字脱字の多さとかもあるが、単に、これを本当に書き終えてしまったら、自分はどうなってしまうのだろう、という寄る辺なさだ。今までだってそうだった、作品を書き上げた後は、放心状…

朱華のそらを夢見て

桃の花を買う。枝についたつぼみ。室内に入れておくと、室温で春が来たと勘違いしたのか、つぼみが開いて行くのが愛らしい。 一日十数時間寝るのが普通になってしまっている。でも、俺は茨の中の眠り姫でもないので、むしろ茨の中を眠りながら迷っているオッ…

嘘つき飛行士

何本か書いていたエンタメ小説を書き終えた。でも、その続きは書ける。自分にとってのエンタメ小説とは、(一見)終わりのないような、お喋りやゲームをプレイすることに近いのだ。 でも、今は文芸小説を書いているので、頭がそっちのモードになっている。ど…

宛名のない花々

小説を書きたいと思う。でも、その書きたいことやテーマの断片だけが散らばって、もがいている。前よりかは、ほんの少し前向きだ。ただ、俺はいつも似たようなことばかり書いているから、何だか違う環境に自分を置かねばならないような気もする。単純に場所…

ラストバイブル

一日に何度も眠る。何もない、何もできない日々が続くと、不安と希死念慮が強くなる。建設的な行為ができない。友人も金も、様々な物が無い。それは俺のこれまでの人生のせい。人づきあいが苦手で(表面上は凄く上手いが)、一人遊びが好きな、ある人間の末…