2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

君をおいてく

用事を済ませたならば、新しい用事を探そう、隙間を見つけると肋が泣いてしまう、用事で無くたって、労働でないのなら構わない、新しい、新しい何か、何か、何か。 ペルソナ4を買った、やった、オモロー、の最中、前作のペルソナ3フェスにはまったから期待…

アレっす、アレ!

『萌える男』『童貞としての宮沢賢治』『cotton100%』という順番で一気に読んだら変な充実感があった、このどれもがちょっとアレな人についての話、でも萌えとコットン(ジャンキー放浪記)の間には『25ans』と『裏物ジャパン』位の差はあるけど、まあ、全…

素敵な仕事

187センチメートル、55キログラム、ミルク色のユニットバスの中、豚の毛ブラシ、鎖骨を撫でると痛くて嬉しくなる。 岡本かの子の短編『鮨』では、食べ物を身体に入れるのが嫌な少年が出てくる。その子は母が作る、色とりどりの鮨を食べる。もしも花々に…

本日のイヴ

会話をする時に、交通の為に選択をしていることに気づかされる瞬間が嫌だ。こんな言葉たちを喋りたいつもりではない、と思いながらも、通じない言葉を喋ることなんて出来ない。酷く気分が悪い、好きだと言って欲しいから、相手に好きという人々の集い、過剰…

はい、俺じゃないです、本当です、はい。

視界にいれないように、と思ってはいるが、キモイ名前がちらちらと目に入る。何年か前のベストセラー、脳内革命だかなんだか、数百万部売って、だれか脳内が革命した人はいるのか? 何か新しい概念を提唱して、人目を惹き、世に出る。それに意味は無くても、…

neko2

オリンピックで周りが盛り上がっている、ということを、最近ようやく実感。でも、日本を応援して楽しいのかな?好きな人がいるなら別かもしれないけど、ようわかんね。テレビで他の国の人も応援したら、素晴らしい選手を紹介したら、他の国と仲良くなれるか…

サマータイム・サマータイム

朝からバイトだ、と思うと夜眠れず、眠れた、と思ったのはたかだか一時間だか二時間で、惰眠で生きている俺には相当きつい。昼食に栗入りカステラを食べるが、全く栗の味がしなかった、吐き気がする。有難くもないのに、客にありがとうとか言う度にカステラ…

現実のドラマ、「メロ」ドラマ

ワーキング・プアに関する、雨宮処凛の最近の著書を幾つか読む。これらの本が優れていると思う所は、よくは分からないけれど社会へ漠たる不満を抱える著者が、他者の言葉を受けながら、この社会構造への反撃を開始しているしていく姿が、俺のような社会的知…

「聞かなきゃいけない エクスタシー・ポップ・デュオ」とか書かれていた気が、俺煽りポップ大好き!

一発屋のタトゥーって、トレヴァ・ーホーンがプロデュースしててさ、バグルス好きな人なら、買うべきっつーか、今や、というより何年も前から百円で買えるからさ、買った方がいいよ、ってゆーか、俺タトゥー、入れたいんです、ってことを一年以上前から思っ…

え?あれサギなんじゃないの?

驟雨の後の小雨、貧相な胸板で、黒のタンクトップに風は涼しい。SadeのIs it a crimeを聞くとビックリする位はまっていた。夏なんて、夏だって、簡単に終わってしまう。 小学生の頃はアニメをかなり見ていた。少女向けの物でも、何の疑問も抱かずに見…

ねろはレベルがあがった! さちしんが2さがった!

多田由美を知ったきっかけは何か、全く思い出せないのだけれど、高校生の時に狂った、狂うように買った。とはいっても、古本で手に入る範囲、という程度なので、同人誌の類とかは持っていない。 多田由美の画が表紙だったから(それに安かったから)、中身も…

あなたのとりこ

クーラーのきいている場所にいるから、よし、ボサを聞こうとジョアン・ジルベルトの曲を流したのだが、イントロの心細いギターで、もう駄目になってしまい、理由は無いけれど代わりにミッシェル・ポルナレフを聞く。 大層な思い出がくっついているわけじゃな…

ごゆるりと

東浩紀の『キャラクターズ』を読む。俺はそこそこ彼の著作に目を通している。あまり好きでは無い人の本を、それも何冊も読むことがあって、それはその著者の熱気といった物に惹きつけられるからだと思う。それは、東が糾弾する、文学的なセックスと死を求め…

ハウスは悲しくないの?

「踊れる曲、適当にちょうだい」 と言われて困った。言った人は俺が大好きなピチカート・ファイヴ、(FPM焼いてあげたら反応寒かった!)とその仲間達をあまり好きじゃない、それに指定があった「機械音だけのやつがいいな」 Ipodのリストを見ながら、テ…

はははいはい

荒唐無稽を許せる時は、あくまでそういった強引さを楽しめる時だ。楠本まきの『乾からびた胎児』だか、そういった題の本を以前読んだ。細かい設定や台詞に誤りはあるだろうが、大筋は間違っていないはずだ。以下最初の方のあらすじを書く。 性格の悪い美形の…

ENTER

あまり好きではない平野啓一郎の初期エッセイの中で、少し気になる箇所があった。彼は普段漫画を読まないと最初に断った上で、その理由の一端に触れる。それは漫画が「だから」「なのに」に守られているということだ。漫画は凄ければ漫画「なのに」という形…

綺麗な綺麗な

久しぶりに美術館に行った。素通りするのはビデオアート、コンセプチュアルアートの類。概念芸術は最初の一つが提出された時点で、後は猿真似、幼稚な共感でしかない。壁にキャプションをつけ、説明を読まないと自立出来ないものが芸術作品か?シュールレア…

非常勤って結構大変、って非常勤の人が言ってた。

佐々木敦の『絶対安全批評宣言』を、興味ない部分は多少飛ばしながらも、読み終え、何ともいえない気持ちに、これは、以前同著者の『ソフトアンドハード』と言う評論・エッセイ集を読んだ時にも感じたもので、俺には、佐々木の文章が正直魅力的だとは思えな…

Please stop!

「僕はその二冊(ベストセラー小説)を埋めた。目下の問題はなにか読むものを探さなければならないということだ。読書の無い生活は危険だ。人生だけで満足しなければならなくなる」 ミシェル・ウエルベックの『プラットフォーム』を読了して、少し寂しい。邦…

梨の花

俺の憎しみは、ラムネを包む安っぽい赤セロファン。薄いそれを太陽に透かして見ると、薔薇色に見える時もある。何時までも憎しみが薔薇色だったらいい。感情はセロファンのように、簡単にどこかへ行ってしまう。 最近は薔薇に限らず花を全く買っていない。(…

神様の骨はビスケット

「彼の眼から、たるんだ眼瞼の下へ瞳が溶けて流れた眼窩から、蜂の群が飛び立つ。市街戦の銃弾に斃れた若者を食らうのは、若い勇士を食い平らげるのは、容易なわざではない。ひとはだれしも太陽にひかれる。私の唇は血まみれだ、そして指も。歯で私は肉を食…

neko

朝から軽い吐気がした。普段通りの日、だったけど、実家から入っていたメールが猫の死を伝えた。 俺は猫を二匹飼っていた。一匹は二年前に死んだ。俺は二年前と同じように、柔らかく、変な形で固まった身体に触れると泣いた。死体の上に嗚咽や涙や鼻水を垂ら…

僕の好きな吐き気

俺にとって世界一セクシーな男は、カートかルー・リードで決まりなんだけど、普通の時に彼らの音楽を聞いていないことに気が付いた。彼らの音楽は気分が悪い時や、気分が良い時によく合う。 音楽をただ聴いて、ぼうっとすることが、せっかちな自分はあまり出…