はいはい分ったから早くお布団に入りましょうね

 最近ドナルドさんちで御飯をとることが多い。美味いとかまずいとかじゃなく、コストパフォーマンスがいいし考えなくていいものドナルドの肉むしゃむしゃ、しているとこの前、トレーに乗せたままの携帯電話をゴミバコにダイブさせてしまい、数分後に思い出し急いで戻りどうにかゴミバコから救出してほっと一息、していると数ヶ月前にも同じようにゴミバコに電話をダイブさせていたことを思い出し、一体どんだけ間抜けなんだよ俺と思いましたがそんな俺でもこの世界で生きていく為に電波曲を購入することにしたのです(は?)。

 先日あべにゅうぷろじぇくとの2ndアルバム『 a la mode 2 chuぅ☆』を買ったのですが、まあ、その、題名から予想できるようなものです。確実に一般の方に引かれること間違いなしの素敵なアルバムに仕上がっています。しかもこれ、初回はアマゾンで5000円て! 通常も中古なしで、なくなく定価で買いました。数年前バグルスのセカンドがレコファンで三千ちょっとで売っていて、定価以上とか腹立ってせっかく見つけたレア物なのにスルーしたことを思い出しました。おとなになってね!(は?)

 でも、アルバムを聞いてみると、前作のそこそこ質のいい電波ソングよりもっと、アレンジとか「普通」にしたらJ‐POPで売れるじゃね?位クオリティが上がっていて驚いた。いや、でも、その中でも特にヤバイのが『生意気☆いちごミルクDAYO!』という題名もキテイル曲で、バックでキュンキュンハイハイ言っている中でロリ声で「あげないよ」「絶対にあげない」「あげないもん」と(いちごミルクを)口走るハイスペックなものです。高校の頃、野宮真貴のソロファーストの『Nicola』といラウンジ・ミュージックをバックに野宮がイタリア語、外人が日本語で語り合う(多分野宮の訳かその返事)というオサレ曲をお気に入りでよく聞いていて、友人に「変な曲ばっか好きだね」と言われたことを思い出しました。そうですね。十年近くたっても、全く変わっていません。

 そういえば電波曲にしてもアイドルの下手過ぎる歌にしても(小倉優子吉川ひなのが下手過ぎて必聴っす)女の子はかなりいるのに、男の
子で少ないのはどういうことだろう?多分プロデューサーが男で、可愛い女の子をプロデュースするっていうのが一般的になっているからだと思うんだけど。「ヤバイ」ぶりっ子キャラも、男のアイドル(に属する)にはとても少ない気がする(かみじゆーすけさんがそれっぽいですか?)。俺が知らないだけかも知れないけど。

 でもそれを思うと、三十過ぎてあの髪型を維持して、オザケン小山田が見限った道をひたすら進んでいるカジヒデキには頭が下がります。あの歳で「きーみがくーれたキッスのせいで」「甘い甘い甘い甘いこーいーびーと」とか歌うのはマジ尊敬に値します。ビッグマウスロボショップマニアがフェイドアウトしてラウンドテーブルはninoの曲ばっか出してゴメスザヒットマンも何してるか分らないしビーチボーイズを思わせる、(あんまりオシャレ系ではない)日本男子の「躁病的」爽やかメロディー界はカジ君に任せるしかないのでしょうか?俺、いっちゃってる音楽、大好きなのに。

 ここで俺が提案するのはその抜けている男の子層を補う新たな(電波系)アイドルす。曲はフランス・ギャルの『夢見るシャンソン人形』みたいなのが理想ですね。だって元の歌詞は「私は蝋人形、ヌカ人形(何それ?)」で「男の子の愛が怖い」とか歌うの。最高! 是非これに対抗できるようなスペックが欲しい所だ。メンエグやメンナクとかのお兄系の子に

 女の子は助平だから気をつけなくちゃ
 女の子は助平だから気をつけなくちゃ
 女の子は助平だから気をつけなくちゃ

 とか昭和の清純派でも無理な歌詞を歌わせるとかなり(ヤバ)いいと思う。それでモーマスとかペットショップ・ボーイズとかオサレゲイテクノ方面じゃなくて、センチメンタルバスの人とか中谷美紀の時の教授とかにプロデュースしてもらえばいいと思う。世界に頭が悪いミュージックが溢れれば、日本ももっと俺の住みやすい、いい国になるのにね!(何だこのまとめ)