ロマンティックなのは廃墟とポップソング

　最近調子がかなり下がり調子で、色々としたりしてはみても微妙な感じで。

　で、ついに、3DS LLを購入してしまった。カードで。本当ははまるし金もないから養分買うつもりはなかったのだが、そこそこ安いのを見つけて、つい、買ってしまった。

　学生の頃は散財をどうせいつか買うのだから「必要経費」と自分に言い聞かせて買い物を楽しんでいたのだが、浮草生活だとそうもいかない。金のことなんて考えたくないというか、お金持ちのいいところはきっと、お金について余計なことを考えなくてすむことかもしれない。少なくとも俺にとってはそうだ。

　同時購入したのは、一番か二番目に好きなゲーム、女神転生の新作４。シリーズ展開もめっちゃしているのだが、雑な説明をすると、東京に悪魔が出てきて、パソコンで会話をして仲間にしたり合体して強くして、某宗教の親玉をぶち殺すというめっちゃクールなゲームだ。

　難易度が高くて、理不尽な全滅が多いのもいい。今、俺は新宿あたりで黒いサムライを探しながら悪魔殺しの日々。

　なのだが、どこか、はまれない気持ちもある。正直古くからのファン（俺も）からの評判が微妙というのを目にしていて、それもそうなのだが、それ以上に俺の今のテンションが悪い感じで。

幸福は単純だったりするけれど、悪い状態って、大抵複合状態が山積みになっている。一つ一つは大したことなくても、それが積み重なると、駄目になってしまう。

　ふと、自分が色んなのを好きになる気持ちが薄れていたのかなと思う。それと、自分自身で生み出そうとする力が。

　気分が落ちていると、つい、楽な選択肢を、自分で慣れていることを繰り返してしまっていて、やっぱそれはカッコ悪いし、俺、幸福でも不幸でも構わないが、カッコ悪いのは嫌だ。嫌なことがあることや好きなことがあるならば、そうするべきだってことだ。

　こんな時はきっと、気持ち良くてかっこよくて少しダサい、ダンス、ハウスミュージックがいい。MADEMOISELLE YULIA がmixしたcdのwalking in las vegasやMAKAIのroller coster とか（YOUtubeになかった！）もいいけど、

ジャズトロニック　「七色」

悲しみの果てにはきっと待っているはず
七色にきらめく世界

Capsule - 5iVE STAR

退屈な今日明日なんてああ
未来じゃない君はたぶん
ロマンティックに生きていて
たくさん色んなことがあるけれど

『LOVE DISCO』 / ROCKETMAN feat. トリンドル玲奈

愛なんかじゃわかんない
真実より現実なの
中途半端なやさしさも悪くない
会いたい日も会えない日も
大切だと感じてたいの

　とか、普通に考えると恥ずかしい歌詞が（そういうものだから当たり前だ！）、すんなり入ってくる、スウィート・ポップ・ミュージック。

　テクノや音響派（ジョン・マッケンタイアとその仲間たち）とかの音楽はとても素晴らしい。でも、歩きながら口ずさむことは出来なくて、俺は歩きながら小声でipodと口ずさんでいて、だから、目的地に行くまでの時間というのが結構好きだ。

　ちょっとなー疲れているなってのは自分でも自覚していて、でも、まあ、自分が気持ち良くなるように、薄っぺらくて大切なロマンティックに自分からダイヴする日々を。

東京に悪魔が出てきますように或いは、俺も悪魔みたいに素敵な男になれますようになんちゃって。