「老いとはもはや世界の秩序を変えようと務めないことだ」 その考えは面白いっすね

下らない出来事が色々あり、かなり、気分がおもわしくなかったが、今日、レポートの再提出の通知を受け、ようやく気づいた。興味が薄いことに必死になって、奉仕する。俺、司書の資格なんてほしくない。てか、とる前から薄々、いやおもくそ勘付いてたやーん! 馬鹿だね!

 馬鹿だけど、でもとろうと思っても思わなくても、どちらの選択をしても俺の望むような結果にはならないことは承知している。それだけ分かっているなら、まだましだと思っている。何にだよ。

 本当は、小説を書くのをさぼっているから、身の置き所がないのだ。本とゲームがあれば、あとは大抵のことは我慢する(逃げる)生活を送っていたから、それでどうにかこなしてこれたから。

 綱渡り生活嫌なんす、と思いながらも、結局浮草が似合うと思い込む駄目な俺。でも、嫌なことを自覚してよかった。自分が思ってないことを書いたり喋ったりするのは嫌だ。自覚して、まだ、もう少し嫌なことができそうな気がする。

 頭を使わない読書をしたくて、三島の評伝関係を読む。ベタなの大好き俺。馬飼野のだっさいジャニーズの曲とかキョンキョンの曲とか大好き。馬飼野ラブ。てかスゴイ名前だな馬飼野(最近は「にゅーよーくしいてぃーぼーいず」とか言うダサイ曲の作曲してます。CD欲しい)。ふと、今更三島に傾倒する三十路前のフリーター青年、を自殺へと誘導する私怨にみちた派遣社員の元クラスメート、の小説が書きたくなって、てか、中絶している他の小説もクソ課題を蹴散らしたら書かなきゃならなくて、下品な内容がいいから、そう、この前読んだセリーヌの『ギニョルズ・バンド』『またの日の夢物語』みたいな、みたいな、てか、この本読んでも悪罵しか残らねえよ。てか、フランス人はタイトルつけるのが上手いね! てか、訳者か。

 ベタな、神々しい存在に帰依できない俺の代わりに、「彼ら」が楽しい行為をしていることを考えると、少し楽になる。贋物の戦場が必要だ。贋物、下品なのも上品なのも、もっと欲しい。少し欲望が湧いてきて、助かった。贋物の宝石、が付いた服、は流石に買えないだろうから(買おうと思えば買えるけど)、女神転生のTRPGの本を注文しまくっている。皆知ってる?199×年、別に200×年でもいいけど、とにかく世界が滅亡するんだって!嘘じゃないよ!90年代のゲームでこういう設定たまに目にしたもん!

 ノストラダムスの予言とか、宗教の復活とかはてんで興味がないけれど、贋物の世界の滅亡(後の世界)はわくわくする。SFならサイバーパンク、とかそういうの?知らない、し読まないけど。世界の設定資料で十分。小説を読むとつい粗探しというか、一々引っかかってしまうから、紅蓮の炎! 漆黒の翼! 神々しい光! ベタな表現で、美男美女が飛び跳ね、爆発してくれれば、十分。かみさまあいしてる。

 現実だって贋物だって頻繁に俺をがっかりさせる、けれどそれだけでもない。がっかりイリュージョン(ジャガーさん)好きなんだ、俺。