文学

花の死骸を飾る人生

小説を書いて応募をした。何度この作業をしただろう。自分ではかなりいいものがかけた、と思っているが、一度も当選したことはない。というか、昔の作家ばかり読んでいて(今の作家だって読んでいるし好きな人もいるけど)肝心の文芸誌というのを買って読ん…

末期の手前でずっと

日々、やらねばと思いながら出来ていないことが多々ある。 それなのに、身体の不調に悩まされる。その上、色々とあり、ひさしぶりに仕事を辞めなければ頭も身体もおかしくなる、そう思うまで追い詰められた。 でも、ここで辞めたらもっと恐ろしいことになる…

忘却の処方箋よりも

体調が悪いということばかり書き連ねていた。実際にそれはじじつだし、新しい仕事はかなり大変で、平日は帰宅して飯を食べたらいつの間にか数時間寝ていて、げんなりしながらシャワーを浴びたり浴びなかったり。その繰り返し。良いことなんてほとんどない。…

か細い光

メンタルも金銭的にも最悪なことになっている。 新しい仕事が始まった。最初はどこだってきついのが当たり前だが、きちんとした社会人の服装を求められて、出費がとても痛い。安いワイシャツだって、一枚2000円はする。それに、服は安物過ぎるとすぐ駄目…

刺青も花も買えない人生

短期派遣あるあるなのだが、大量に採用して、人がぼろぼろ辞めていく。 たまたま俺と数名は面倒な仕事の担当になった。それなのにきちんと教えてくれないのと質問に対して回答すると言っていてしない、でもミスの報告はどんどん上がるという状況。俺以外の人…

『僕はくたばりたくない』とか『どうにかなる日々』って俺に言って

少し早いけれど、母に誕生日の花やケーキや本やらを渡す。正直、今メンタルも金銭状態もボロボロで、助けて欲しいって叫びたくなる。でも、誰かに贈り物をするとこちらも元気をもらえるのだ。その人が喜んでくれると、さらに嬉しい。また誰かに何かをあげら…

没落下等遊民記

使ってはいけないお金を溶かした最悪の年末で、しかしギャンブルがやめられずに最後だ、とかけた一万円が、奇跡的に当たり続けた。今月の生活費はどうにかなるし、負けた分はそっくりかえってきた。奇跡? 安っぽい奇跡だな! しかしその下らない奇跡で救わ…

感受性を墓から掘り起こせ

短期だが新しい仕事が決まった。前の所とは違い、普通に研修をしてくれたから、覚えるのは大変だがほっとした。 生活やお金のことばかり考えていて本を読むのも書くのもできずにいた。それくらいしか自分にはないから、自棄にのまれ、ギャンブルでまた金を溶…

賭けに負けたんだ

ここ一か月、ギャンブルに狂っていた 三十数年生きてきて、ギャンブルはほぼしなかった。だけど、ストレスの爆発と、躁状態と、小説を書き終えたタイミングが重なり、最悪の結果を生んでしまった。 今月で仕事が終わるのに、その給料を含めて、貯金以上の金…

余生の終わり

小説を書き終えて、文学賞への応募を完了した。少しだけ気が楽になると共に、自分にこの先がもうないような気もしてくる。二十代はなんだかんだで乗り切れたことも、三十代後半になってくるときつくなってくる。 今回のギャンブルで多額のお金を溶かしてしま…

中年男性はプロメテウスがお好き

色々とあり体調を崩す。それでも生活の為に日銭稼ぎ。頭の中にはいつも完成させていない小説のことがあり、神経が休まらない。 いつまでこんな生活を続けるのか。まだやれるようなもうそろそろ終いにしたい、なんてことを考えながらもすり減らす日々。 過日…

悪意を憎しみを罪悪感を親愛を信じて。

画を描き始めて、少し気持ちが上向きになった。かと思いきや、当たり前だがその場で勢いで描いたのではなく、もう少しデッサンや構図を工夫して良い画を描こうとして、数日筆が止まっている。 それに、仕事も生活もうまく行ってない。 先日誕生日を迎えた。…

目を見開いて

色々とあった。色々とボロボロになった。いつものことじゃあないか、誰でも大なり小なりそうじゃあないか、とは思うけれど、ちょっと、自分の中では様々な問題が重なり、駄目になるかな、と思ってしまった。 でも、今日小説のなおしを終えて(本当はまだまだ…

処方箋はいつも酷薄

年に数回、身体に無数の水晶が生えてきたような、水晶に刺されたような錯覚をすることがある。我が身が微弱な光を帯びるような、身体中の痛みが囁くような法悦に数秒間包まれる。俺の次の仕事は、聖痕職人がいいなあ。刺しまくる。アカシックレコードに聖人…

観客のいない綱渡り芸人

色々悩んでいて、もう少し頑張ろうもう少し頑張ろうとしていたが、仕事を辞めた。突然やめる俺は悪いが、とても許せないことがたまっていて、さすがに限界だった。ふつう、の人なら我慢したり流したりできるんだろうけれど、駄目なんだ、俺。 だめなんだほん…

手を離して

人生が、スカスカな気がする。それは、小説が書けていないから。イメージが浮遊していて、それを形にするのに難儀して、色々な言葉や文章をつくりかけて、あるべき形に立ち往生しているような。 単純に、書きたい、という熱情が朧になっているような。 やっ…

冬の入り口で少し

夜、少し窓を開けるとひんやりした空気が部屋に入ってきて、吸い込むと真夜中の温度。そのまま寝てしまって、目覚めると布団をかけているのに程よく肌寒く、異国の温度。毛皮が欲しい。毛皮を着て、寒い風を全身で受け止めたい。 後二ヵ月で今年が終わると思…

下手くそでも、調律師の気分で

新しい仕事が始まった。慣れない肉体労働と、この終わりが見えない状況で、メンタルはかなりグラグラだった。でもさ、働かなきゃ生きていけないんだ。でもさ、働いて頭が駄目になったら、生きていることを見失っちゃうんだ。 多分俺は人よりずっと、小さなこ…

うつろびともひとがたも、みんな友達

新しい仕事が決まった。不安が色々あるし、いつまで続けられるのだろうか、なんて、始める前から考えている駄目な俺いつもの俺。でも、やらねば生活が終わるんだよなーとりあえずあまり暗いことばかり考えるのは止めよう。 そういう風な考えがいい、とおもっ…

君が迷妄を払い迷宮に誘う

今年に入ってから何か月も、状況は悪いまま、ってことばかり書いていて自分でもうんざりしてしまう。でも、改善されないどころか、もっと悪いことになっている。仕事は決まらないし、たまに入るやつだって、この状況かで激減している。 おまけに多額の保険料…

肉袋の中の宝石、悪魔

あまり外に出られず、家でグダグダしている日々。しかしこんな生活をずっと続けられるわけがなくて、久しぶりに肉体労働。マスクをして、体力が落ちた身体でのそれはびっくりするくらい疲れて、俺、大丈夫か? と思ったが、大丈夫大丈夫ではないとかではなく…

目隠し、騙し、手当もね。

多少、調子が戻ってきているかもしれない。というか、数週間前、一、二ヵ月の状況が悪すぎたから、沼の中から頭だけ浮上したといった体だけれど。 それでも、そのこと自体は喜ばしいことで、少しは自分の身体をいたわらなければと思う。俺は怠惰で自堕落だけ…

優しさ落し物

やっと、すこし体調が安定してきた。というか、夜に調子が良くなるのはいつものことだけれど。 それにしても、生活が一変、というか、かなりおかしくなっていて、それは俺だけではないのだけれど、この二ヵ月位の間はかなりまいっていた。 昨日今日と、目的…

その位の人としての心はこぼさないように。

小説を書き終えた。これから校正や推敲が待っているので、まだまだ終わりではないのだが。でも、一応は終わらせた。でも、それが何になると言うのだろうか。書いているうちは勿論書きたいから書いているし、それなりに楽しんでいたり高揚したりする瞬間があ…

殺して花束を

物凄く嫌な思いをして、こんな誰も見ない雑記でさえ、詳細を書きたくない位。何日も、今もその悪罵や汚い言葉が俺の身体から消えない。今日、色々と思い出して何度も涙がこぼれていた。きっと、一生消えない。なんて、俺が単に泣き虫なだけ。 俺みたいに、色…

好きになってしまったから仕方がない

終わらない。東京に住んでいて、住宅街の近くなので、商店街がどの時間帯も人が多い。夜しか気軽に買い物できない。夜は薬局やお菓子屋とか百均がしまっているのがつらい。 夜は夜で、散歩の楽しみはある。でも、さすがにそろそろきつくなってきた。寝て、読…

取り出せない硝子や水晶や屑宝石

誕生日を迎えた。いつもなら、少しだけお洒落をして、普段かいたくても買えない、とはいってもたかだか数千円の本とかを買うのが習慣になっていた。でも、今だと難しいかもしれない。店自体が閉まっているし。 というより、もう俺はいい歳で、色々と摩耗して…

日本人てのはマゾヒストなんですよ。生まれつきそうなんです

妙な気分が続いている。不調とやや不調をいったりきたり。でも、たまに元気。これから先のことを考えても仕方がない。ひとつ、良いことを上げるなら、読書がかなりできていることだ。 俺は色んな物がないけれど、本は家に山ほどあるのだ。再読する本も、昔は…

いつもどおり、狂気で正常

日に日に事態は悪化しているようだ。俺もこの先の生活、マジでシャレにならないぞって思っているし、俺以外の人達だってそうだと思う。 ただ、毎日ネットで流れてくる、人々の悪意、不満、不安。それらは仕方がないことだけれど、俺みたいな過剰反応する人間…

バッハ、安紅茶、チョコレート

色々な予定がうまくいっていない。色々な本を借りて、とりあえず読む。色々な本を買って、とりあえず山積みにして、少しずつ崩している。こんな日々がいつまでも続くのかと思うと、ふと、飛び降りてしまいたくなるのだけれども、いつものようにバッハと安紅…