ちょこっとから

 順調に面接には落ち金ばかり減っていき、小説も滞り、考え方はかなり最悪な方向へと進み、将来を考えるのならせーかつほごとか? いやいや大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫だ大丈夫だ、とかいうあんまり大丈夫じゃない日々。

 でも、いつだって、ユーモアを忘れてはいけないって、俺は分かっているはずだ。

 けっこう陰惨な内容のものばかり書いていると、やはりどこかで心がすさんでくる、生活への意欲が減退していくのが分かる。反生活小説を書いていると言っても過言ではない。というか、雑な物言いだけど、小説ってそういうものなんじゃないの?

 かといってコメディとかほのぼのしたものをかけるような気持ちの余裕なんてあるわけないしそういうのを書きたいような欲求もない。

 でも、どんな悲惨な状況でかたっ苦しい話でも、ユーモアを忘れてはいけない。俺が好きな表現者たちは色々な言葉で形容されてしまうけれど、一様にユーモアを持ち合わせていたと思う。俺も、それを表現の中でも忘れてはいけないと思っている。


 小説を書く事、それでどうにかこのせかいにひっかかっていられているような、そんな気がしている。

 金もないし人にも会えないし小説が書けない、としたら、というかそういう状況で、そういうのはなるべく日記に書かないようにしているのだけれど、今、多少は小説が書けているので、こうやって「日記」を書いている。 小説をかけているということは、俺は少しはユーモアを取り戻しているっていることだ、多分。

 自由に書くと言うこと、自分自身を楽しませるように、誰かと対話をするように、それを形にするように。

 俺はけっこうおしゃべりが好きで、知人相手に長々と話をしてしまう時があり、たまに反省するのだけれど、でも、小説なら自由に出来る。自由に、したいことをすればいい。自分のしたいことを勝手に書けばいい。

 沢山話したい、書きたい。いいことだと思う。空元気を続けていきましょう。