ピンク・ブラック・人でなし

 つい、魔がさしてというか、ピンクパンサーのぬいぐるみをかってしまった。てか、ピンクパンサーなのに、黒いのな。なんで? かわいいからいいけど。名前はブラックピンクパンサーなのか?

 そういえば小さいころにアニメでも見ていたことを思い出す。音楽はヘンリーマンシーニ、のはずだが、日本のアニメ版もそうなのだろうか? ピンクパンサーが可愛いので良い意味でカトゥーンって感じがあまりしないような気がする。キャラが「かわいい」というのはそれだけで動いていると楽しい。

 つい、魔がさして、というかなんか久しぶりにマックでドナルドの肉を食べたのだけれど、こんなにアレだったかな。ドナルド。

 小さい頃は親がファッキンマックだったのでほぼ行ってなかったので、いい年してからハッピーセット(おもちゃつき)がめっさ欲しくなる時があり、それでもいい年してドナルドの誘惑に負けるのは好かんばってん、と思っていたのだが、スポンジボブの時は意を決して一度家に帰ってからも考え、よし、買おう、と思ったらほしいのが売り切れていた。コップ。ちなみにスポンジボブはもう別にほしくない。

 キャラクターものって、スゲーほしくなったり、急に興味がなくなったりするのだが、あれって何だろう。わーってめっちゃ盛り上がるし、すーってフェイドアウトする。

 子供向け玩具のヒットって先が(他のよりもさらに)読めないといわれるけれど、それを想起する。友達がやっていた、とかでクラス中でやっていたのが、ある日別な物を目にしてしまったから、急に変えてしまう。

 って、俺は小学生ではないんだが、まあ、好きになるのが多いならば、それはいいってことで。

 あー虎もいいけど、豹もいいなと思って、ていうか猫はすごい。これを見たらマジで虎が飼いたいと思った。ネタとかじゃなく。スゲーテンションあがる。でも、世界のマイコーとかじゃなきゃ飼えんか…。

http://www.youtube.com/watch?v=PDcUtqdHbuU&feature=player_embedded#t=1

 あんなにはまっていた「ガールズモード」だが、三日ほどでお店のランクを最高にして一応のエンディングを迎えると、さすがに飽きた。分かっていたが単純作業の繰り返しなんだもん。いや、でも、プレイ中は本当に楽しかった。マネキンにの全身コーディネートをして、それがまとめて売れる時とか、かなりあがった。

 フリルブラウスにケープ、ティアードスカートにロングブーツを合わせてレースのソックスをちょい見せ、ヘッドドレスにレースグローブ、みたいなコテコテのコーディネートがガンガン売れる、というかあまり奇抜(別ジャンルを組み合わせると)なのは全然売れない。

 あーでも似たような格好ばかりをコーディネートしていると、自分は本当にこういう服装が好きなんだなあと思う。このゲームの場合はゴシック系、あるいはロリータ系のフリル・レース地獄か、モード系の60'のクレージュディオールやサンローランみたいな綺麗なシルエットでロマンチックなのか、昔の映画女優が着ているような感じ。

 自分では着られない分、めっちゃ楽しい。レディースが好きなメンズのスタイリストとかメイクとかの人とかはどんな気持ちで志したのだろう。ガチで男(女性願望とかが全くない)の人のインタヴュー集とか読んでみたいな。それぞれの理由とか目にしてみたいな。


 でも、マネキンをコーディネートする度にさくさく売れて、ちょっと味気ない気も…というか、一応ファッションに狂っていた時期もあったので、中学生くらいの女の子でもプレイできるような内容でそこまで高い難易度にはできないのは分かるのだが。

 大人向けの難易度の高いヴァージョンもぜひ作って欲しい。本当は男版を作って欲しいのだが、ヴィジュアル的に地味になるし、何よりアイテム数が限られるのが難点だ。スカート(エプロン)男子とかヴィジュアル系、Vホス系とかいれるとぎり、大丈夫か、ってそれもカオスな感じだ。

 というか、「手にとらないと」素材感の違いまではどんなに画像が綺麗になったって表現しきれないのだから(でも、ブランドごとに名称ではあるが)、そこを無理に掘り下げずにインパクトのある分かりやすさが重要だ。

 分かりやすさ、というのは大切で、こと、エンタメに関してはそうだと思うのだが、アニメに関して俺はかなり不感症気味だった、んだけれど、空いた時間に見るか、と思って視聴したキルラキルがスゲー面白かった。

 元ガイナックスというか、(見ようと思って見ていない)グレンラガンのスタッフが作った、ということでずっと気になっていたのだが、ちらっと目にした評通りに、アニメが動いて気持ちがいい。ほんと、久しぶりにアニメを見てアニメーションしているって思った。単に俺がアニメに詳しくない、そこまで見ていないってのもあるが、やっぱりアニメはアニメーションを、動きを大切にして欲しいと思う。綺麗な紙芝居、「イラストの連続」ではなくてアニメに声があって動いているのが楽しい。アニメはやはりアニメにしかできない表現で魅了してほしい。

 内容は親の敵で生徒会が絶大な権力を持つ学校に喧嘩売る、みたいなので製作者が口にしているらしい、昔のアニメ、漫画へのオマージュ、パロディ全開の、予備知識とかなくても楽しめるアニメだ。ベタな設定にベタなキャラ達が動きまくるのがスゲー楽しい。

 久しぶりに、俺もアニメ好きだった、というか、楽しめるんだと再確認させてもらった。アニメって、その一番の長所である「荒唐無稽」な「キャラクターが(作られた世界の中で)動く」というのを表現するにはめっちゃお金がかかるらしい。というか、制作できないらしいのだ。それでも、やっぱり俺はアニメーションをするアニメが見たいなあと思う。

 キルラキルとブラックピンクパンサーに元気をもらって、やっていかなきゃと。