漫画

ブルーム ブルーな

田村マリオの本を最初に手にしたのは、ジャケ買いした『社会不適合者の穴』だった。乱暴に無理矢理紹介するならば、ちょこっとセンチメンタルなビアズリーがずっこけ三人組を書いちゃいました、みたいな(誰も理解出来ない説明)。 エログロ描写はあるものの…

世界の設定資料と君

先日(食わず嫌いをしていた)明太子を初めて口にしたのです。結構美味しかったのです。今まではプチプチつまってるのキモーイとか思ってたのに。どうやら大人の階段を一つ上ってしまったようです。「パパママごめんね 僕はヤンキー(ベンジー)」です。 気…

ねろはレベルがあがった! さちしんが2さがった!

多田由美を知ったきっかけは何か、全く思い出せないのだけれど、高校生の時に狂った、狂うように買った。とはいっても、古本で手に入る範囲、という程度なので、同人誌の類とかは持っていない。 多田由美の画が表紙だったから(それに安かったから)、中身も…

はははいはい

荒唐無稽を許せる時は、あくまでそういった強引さを楽しめる時だ。楠本まきの『乾からびた胎児』だか、そういった題の本を以前読んだ。細かい設定や台詞に誤りはあるだろうが、大筋は間違っていないはずだ。以下最初の方のあらすじを書く。 性格の悪い美形の…

ENTER

あまり好きではない平野啓一郎の初期エッセイの中で、少し気になる箇所があった。彼は普段漫画を読まないと最初に断った上で、その理由の一端に触れる。それは漫画が「だから」「なのに」に守られているということだ。漫画は凄ければ漫画「なのに」という形…