ニンテンドウ イズ ニンジャ

ちらほらと問題があって、二日三日帰宅すると、夜も回らないのにぐったりと長時間寝てしまい起床すると、不思議と何だか気分もましになることも。

 久しぶりに空気公団の新しいアルバムを聴く。「まとめを読まないままにして」
 http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=i1Cw-Xeuf-8#t=13




 例えば君はひとりかい
 例えば夜はひとりかい
 たとえば町にひとりかい
 そんなふうじゃないんだよ




 このバンドは高校のころから好きで、昔のシティポップが洗練されて現代によみがえったような、とても優しく、心地よいメロディだ。ふ、と気を抜くころができる。休日の、目的地に行くまでの音楽のような。


 この公園を歩きながらの映像もとても合っているし、素敵だと思う。街の中に景色の中に、自然と溶け込む音楽。


 あ。タダシンヤのyesterdayもすげー良かった、けどこれはyoutubeになかったんだよね。他にも貼ろうと思ったのがないと、微妙な気持ちになることがあるけれど、てか、ある方がおかしいというか、良い悪いとかの問題ではないけれど、もう完全にyoutube脳ですね…。

 先日俺の大好きなDSが壊れてしまい、結構きたのだが、買いなおすとDS三台目だよ!
あーあ。でも、なんか、どうでもいいような気分もする。

 友人の誕生日が近く、ささやかな贈り物と、それだけでは少し寂しいから、デパートの地下で小さなケーキを買う。甘いものが好きなので、ケーキを選ぶのは楽しい。ただ、普通は詰めてもらうケースにケーキを三つ、四つくらい入れるように作られているため、一つだけケーキを買うと緩衝材(ケーキの囲いを折ったもの)を入れてもらうのが多少恥ずかしいのだけれども。

 でも、誰かにささやかな何かをあげることができるというのは、きっと幸福なことで、いらついていた気分もほぐれて、どうでもよくなっていくような。


 そう、DSが壊れたなら3DSを買えばいいじゃない! 封印されし神器3DS…。俺が…手にしたら…世界が変わっちまうじゃあねえか…。クソ…。任天堂さんはほんま鬼畜やで…。カタギのくせにえげつないでほんま…最初は花札売ってたもんな…。でも花札もいいどカレー食べたい。カレー。ホウレンソウ入れたのが好きです。あとカツがのっかったの。てか、カレーなら何でも大好き。

 ぼんやりとした頭で、たまっている、疲れない映画の消費。

 


 「ジプシー・キャラバン

ジプシー音楽をルーツに持つスペイン、ルーマニアマケドニア、インドの4つの国の5つのバンドが、6週間を掛けて北米の諸都市を巡った“ジプシー・キャラバン・ツアー”を追った感動の音楽ドキュメンタリー。


 とのことだったが、びっくりするほど俺には響かなかった。完全に途中で飽きてしまった。この映画自体の作りが面白みのないドキュメンタリーというのもあるけれど、それよりも俺が生のライヴというものの面白さをあまり感じられない(勿論嫌いとかではない)上に、彼らの演奏の良さがいまいち分からなかったというのもあるかもしれない。それに、ライヴ盤(映像)って、その音楽(アーティスト)のファンじゃないとかなり退屈してしまうように思うのだけれど…。

 
「パンク:アティテュード」
 30年以上にわたり変化と進化を遂げているパンクロックをそれぞれのシーンの当事者のインタビューとアーカイブ映像で振り返るドキュメンタリー。パンクという言葉が使われる以前のMC5から、RAMONESを経てRANCIDなどの現代パンクまでを網羅する。

 音楽はとても好きだけれど、特定のジャンルにさしたる思い入れはないかもしれない。好きな物を聞く、みたいな感じで。パンクは好きは好きだけれど、最近はあまりきいていないというか、学生のころに聞いていたなあ、みたいな印象も強い。

 しかし、久しぶりに耳にする彼らの音楽はわくわくする感じだ。この映画に登場する彼らの名前はとても有名な、何度も目に耳にした人たちばかりで、その中でもお気に入りは
THE VELVET UNDERGROUND
LOU REED/
THE SEX PISTOLS/
NIRVANA

 とか、あとsonic youth /patti smith /roxy music スマパンとか(パンク、でもないかもだが)も好きで、意外とラモーンズとかニューヨークドールズはあんまり聞いていないかも。

 特に新鮮味のない映画ではあるが、ていねいな作りで、その中でも印象的だったのが「パンクはうまくなったら駄目 演奏し続けるとうまくなってしまう」という指摘で、これは俺も本当にそう思う。

 というか、俺はバンドは歌とか演奏スキルがへなちょこなのに、単純なメロディやルックスで「でも俺ってかっこいいだろ」と言ってる感じの方が、パンクでクールだと思う。(演奏やらがしっかりしているのも勿論好きだが)

 徒花、というよりもひと時のいたずら、快楽。クールだ。

 日本的というか仏教的な考えと通底するものがあるものがあるというか、こういう無防備な喜び、歓喜に身を任せる感じって、徐々に出来なくなるものなのかもしれないが、いつだって若い、あるいは自分が年老いていると思わないならば、出来る。覚悟さえあれば、きっと幸福はそんなに難しくないと思う。

 髭のmr.アメリカ とか超好きで(これもyoutubeにない)、歩きながら口ずさむと、何だか、こんなに幸福でいいのかなって、馬鹿みたいに思う。馬鹿の為の幸福の為のカッコつけの為のカッコいい音楽、それがパンクかも

 なんてどうでもいいことを考えつつ、俺は不幸にも幸福にもなるのは何だか苦手だけれど、気持ちいいのがカッコいいのが好きで、いいなと思う。