ぼや

ついさっき、仕事を辞めることを告げた。来月の20日に、晴れて完全な無職。原因はいつもの通り人間関係で、立場が上の者に媚びそうでないものにはネチネチ嫌がらせをして、自分に甘く人に厳しい理不尽な人間。自分が正しいと思って疑わない、自分の存在がどれだけ人を不快にしているか考えもしない人間。

 とはいってもこんな人はどこにいってもいるだろうし、また、俺だってそういった人間のように他人に吐き気をもよおすものになる確率だって十分にありえるのだ。俺も俺を不快にした人間も汚さでは似たり寄ったり。吐き気がする。展望はないが、とりあえず少しは気が楽になる。しかし次の仕事先を探さなければならない。けれど予想通り難航して、できそうな、やりたい仕事も落とされ、また数カ月は決まりそうにない予感が。次の仕事を決めてから辞めるべきだと、何度もの無職期間中に思い知っていたはずなのに、何度も同じ失敗を繰り返している。何度も。何度も同じ失敗を繰り返す。

 ひきこもればいい、むしろひきこもらなければならない、とは思ってもやはり金は必要で、「あまぞんだいすき」だって金によって成り立っているし。金やら関係性への愛憎に限りなく似た感情そして、間抜けな逃走劇。いつまで諦めずに逃げ続けられるだろうか?そんなことは分からないに決まっているけれど、馬鹿馬鹿しくて、わりと好きだ。一体俺はいつまで逃げることを諦めずに済むんだ?

 まだまだ続いていきますぼんやりと。