おもちゃは箱にいれといて

また朝の四時に起こされ、不動産屋も警察もまるで役に立たないし。
 にねんまえもこれで引っ越すはめになったのだが、さすがに同じクソみたいなことを繰り返したくはないし、もう少し頑張ろうかなーと思う。

 仕事のゴタゴタもありつつ、睡眠時間とかが削られたりすると、ついつい考えも嫌な方にいきがちなのだが、まあ、数年前よりかはまだ進歩したというか、耐性がついたのかなと思う。

 馬鹿げたことに頭を支配されるのは、馬鹿げたことで(そんなのわかりきっているけれど)、そういうのは嫌だなと思うから。

 久しぶりに四谷の教会ショップに行った。信者価格なので、かなり安いものばかりなのに、行ったら毎回数千円も散財してしまう。まあ、中には普通の店の値段のも売ってはいますけどね。例えばきちんとした銀製のアクセサリーとか、彫刻品とか。

 で、また、キリスト像を買ってしまった。2つ。十字架に磔刑にされたキリスト像が家には4つあって、中々いい気分だ。本当はもっと欲しいのだが、できが良かったり、細工が細かいのとかでかいのは、結構するわけで、しかも、ひとつ買ったら満足できるわけでもないから、まあまあなサイズのキリストが、パソコンのまわりに集まっているのが、とてもうれしい。

 しかも近くでセールもしているようで、近くの教会ショップに行くと、まー普段見慣れないものが多数おいてあり、一番びっくりしたのが、踏み絵が売ってるの!!

 踏み絵! しかも中央出版社 謹製とか書かれていてうけた笑 一応歴史的資料的価値を鑑みての複製なのだと思うが、まあ、迷わずかいましたね!!

 てかね、その日俺、クロのブルゾンで両腕にかなり派手なドクロの刺繍がされたのをきていたんだよね。異教徒が聖人グッズを買い漁るという阿呆な光景。

 あと、なんと二千弱で、けっこうな大きさのキリスト石膏像が売っていた、あ、買おう、と思ったが、ふと、気づいた。俺、物の取り扱いが超雑。

 以前持っていたマリア像も頭が破裂してぶっとんで、開いたアナにティッシュつめてた(自分でも意味不明だが)

 あと置き場所がない…辛い…宝の持ち腐れというか、泣く泣く巨大なキリストは見おくぅた…

 だが、俺、ぬいぐるみも家に大量にあるわけで…自分でもヤバイと思う。キリストや美術の作品(ややグロか抽象画系)とぬいぐるみ、ゲームのキャラ、って、子供の部屋かよ!!

 そう、倉庫から雑貨やになってきている俺の狭い家。本当は十分な広さのある部屋でインテリアにもこだわりたい、けれど、それはむりらしいから、どうにかできたらな、とも思っている。

 だから、造花を買うことにも躊躇してしまう

 やっぱり、ネットで買うほうがずーっと安いらしいのだ。現物が見られないから正直見たらがっかりかもだけど、何より種類が膨大だ。それに送料はお高めだが、卸値?みたいなかなりの安価で手に入ることができる。

 でも、それを服につけて利用できるかな、と考えると、シルクとか布製のに限られるかもしれない。だって、100円ショップクオリティの花を服につけてる男とか、まずいだろ!(まあ、今は色々クオリティ上がってますけどね…)

 で、家に飾るとなると、ちょいいいものをある程度まとめてほしいわけで、あ、これいいなあと思った蓮の花が一本千円で、で、一本で済むわけではなく…

 浪費が続いている…

 でも、やっぱりたのしいなー。買い物超好き。計画だけでも、超楽しい。ただ、何かを自分で創りだそうとするエネルギーが最近全然たまってないというか、サボりまくりだ。

 ただ、何か、に触れていないと、何をすることもできない。

 ついつい不安になったり、疲れていると、何をすることもなくなって、似たような行動を繰り返してしまう。それは、あまりよろしくない。それが自分の好きな人生、とは思えない

 というか、最近寒くなっていて、新しい洋服が着られるのが楽しくも悩ましい。服が欲しくなる。ある程度服を持っているひとって、そして買い物超好きな人っていっつも「でも、服がないんだよ!」って思っている気がする。

 俺は財力的に不可能なので、男で、買い物日記みたいなの見たいなー。安野モヨコ美人画報みたいなの、ああいうの大好きなんだけどなー、他も女性作家はちらほら洋服エッセイみたいなのかいてるけど、男はほぼ皆無かナルシストすぎる感じでちょっとつまんない(自分がジャッジされるとはおもっていない、独りよがりの、自慢テイストが強めのもの)

 単純に、これ買ったー かわいいー かっこいいー
 みたいなのって、買い物の喜びであって、シンプルな楽しさだと思う。世界には素敵なものがあって、簡単に、或いはちょっと頑張れば手に入るんだよっておもえたなら、まあ、なんとかやっていけそうなきがする。

 そして俺は、家を、もう少しましにしたい