大丈夫だって言ってくれ

 悲しいことがあって、そのことばかり考えてしまってる。何とか別のことを考えようとするんだけど、うまくいかない。

 それ以外にも心配事やら不安事があって、じぶんで思っている以上に疲れ切っていた。睡眠も浅く、でも、日中にすごく眠くなったり疲れを感じたり。

 元気になりたいなって思うんだ。その為には、何か別のことに目を向けなきゃならない。

 あ、その話とはちょいずれるけど、AVGっていうウィルス対策のソフトをインストールしているのだが、(ずっと無料版を使っていて、アップデートをしてしまった?)なんと、三か月連続で6000円近く引き落とされている。使ってないのに!! 未だに広告が出る! 返金するには購入番号とかが必要なのだが、自分のページには購入履歴がない。買ったメールも届いてない。

 会社が外国だからか、サポートも頼りない。けど、使ってないウィルス対策ソフトの使用料金を毎月6000円も取るって、詐欺か? 普通でも、一年で6000円じゃないの? 日本の企業のソフトでこれないよねレベルの酷さ。ネットで検索してもあの会社の悪評しかヒットしない……どうすりゃいんだ!

 って、愚痴はおいておいて、渋谷文化村ギャラリーでやっている 

印象派への旅 海運王 バレルコレクション を見に行った。まあ、それなりに見知った作品だと、そこまで大きな期待はしていなかったのだが、とても良い展示だった。

 マネ セザンヌ クールベ ドガ ゴッホ ルノアール といった有名どころに加え、普段見る機会が少ない(であろう)スコットランドの画家たちの作品を見ることができた。

 ラインナップとしては、分かりやすい静物画や風俗画や海をモチーフにしたロマンチックなモチーフが多かった。それらが、当時の人々の生活を感じさせていて、このコレクションの世界に引き込まれた。

 キャプションに、コレクション内に動物が描かれているものが多いが、それは動物好きというよりも、その時代は家畜が今よりも人間の生活に結びついているから といったようなことがかかれていた。

なるほど、馬車を引く馬や、神話や権力者やアレゴリーなしで、主題として描かれる動物は、素朴な味わいがあって良かった。

 当時の人々は、どんな生活していて、何を考えていたのだろうか? そんなことを考えながら、当時の街を、人を見ていた。

 好みの画はウジェーヌ・ブータン トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー

 傘を持った婦人たちが集まり歩いている。その上に広がる空が広大な空間を感じさせていてよかった。にぎやかな地上の様子が楽しく、それよりもずっと広々と描かれている空との対比が良い。

 また、この展示の目玉である ドガの初期の名作 リハーサル がとてもよかった。 ドガはバレエを題材に様々な、動きを持った、生き生きとした人を捉えた作品を残しているが、この「リハーサル」はその中でもかなり優れた作品だと思う。

 右手前にスカートを広げて立つバレリーナ。左端には螺旋階段。その奥には練習中のバレリーナ、一番右奥には赤い服の講師 と、おそらく、実在の稽古場の一面を切り取っているのだが、そのバランス、構図が巧みで、今、まさにそれが行われているのだという緊張感が伝わってくる。現物を見られて良かったなあと思える作品。

 何か、誰かの何かに触れると、気分がすっとする。素晴らしい物について考えると、生きるのって悪くないって、その時は思うんだ。

 でも、疲れ切っていたから、すぐ帰宅して、翌日行くはずの映画もキャンセル。翌日もだらだら過ごしてしまった。

 疲れた時、どうしたらいいのかな。少しずつ、自分の生活を変えなきゃいけないと真剣に考えていて、ずっと持ち続けていた本やcdをまとめて処分した。でも、もっともっと処分する。そして、新しい物にアクセスできるように。

 スマホも来月買うことに決めた。少しでもフットワークを軽くしていなくっちゃ。外に出ないと、俺は駄目になる。一人家でパソコンとにらめっこも、控えなくっちゃ。パソコンが一番の友達、なんて、愚かな考えだ。それが事実であってもさ。

 ただ、これから、色んなストレスや不安や支払いを思うと、俺は働き続けられるだろうかとか、空元気を続けられるられるだろうかと、たまに、物凄く気持ちがグラグラする。

 そんな時にできることは、きっと、大丈夫だって、そう思うことなのかもしれない。俺は多分、大丈夫。どうにかなる。誰かの声を好きな人の声を聴けるなら、聞こうとできるなら。