文学

世界が君の物なら

担当医にもっと大きな病院に行くべきだ、と言われて、しかし事態が回復するよりも、 面倒で似たようなたらい回し、押し問答が待っているかと思うと、どうしても気が進まない。 不眠症が酷く、暗い中、横になっているのに徹夜してしまう、仕事にならない、と…

浅い深海で俺

電車遅延とかを除き、数年ぶりに遅刻をして(仕事自体は変えまくってるくせに)、そして、少し休みをとった。水の中にいる感じ、というか、ベッドから動けない、数年前にも味わった感覚。でも、これをなが続きさせてはいけないと頭では強く思う。 水の中にい…

もえつきたいの

初台のオペラシティのライアン・マッギンレーBODY LOUD! に行ってきた、のだが、こんなこと滅多にないのだが、元々そこまで乗り気ではなかったのだが、会場に入る前に、アートショップで本展示のカタログを見たら、それで満足してしまった、というか、作者自…

幸福な、あまりにも幸福な

月末のクレカの支払いに震えるというか、一瞬頭が白くなった笑 beautiful garbage って大好きなgarbageのアルバムのタイトルが頭をよぎる、どうしよもないし、どうしようもなさを楽しむほうがいい、多分。 川端康成の『千羽鶴』を再読する。 茶会で、今は亡…

散りゆくのが君の好きな

桜の季節だ。咲き誇る桜の木々も美しいが、それよりもはらはらと散って行く光景はとても美しいと思う。鳩居堂の絵葉書に、葉桜の柄もあるのだが、花がだいぶ散ってしまった後の桜の木というのも、春の終わりを感じさせ、趣深いものだ。 橋の上から、散って流…

瞳には花々

冬になって色んな服が着られるのは、ちょっとした楽しみだ。何ヶ月も眠っていた服が陽の目を見ることになって、着こなしにちょっと迷ったりも 特に俺、カーディガンの着こなしがいまいちピンとこないというか、カーディガンのコーデがあまり思いつかないとい…

阿呆はくたばりたくはない

休みの日に午前中で病院のはしごをして、午後から面接、ということをしているのに、なぜだか気分はあまり落ちていないというか、諦めて現状を受け入れる方がまだまし、と判断したのかもしれない、知らないが。自分のことだけれど。 最近ほぼ毎日2時間くらい…

クマトラと彷徨

気がつけば6月も終わりに近づいている。色々とぼさっとしている間に日々が流れていってしまったような感もある、怠惰ないつもの俺。 ちょこちょこ映画を見てはいたのだが、あまりグッとこない。音楽もあまり借りていないし買っていない。 とか言っても、それ…

屍の恋

病院行ってました。心身ともにダメな状態で、採血とか検査とか続きで、かなり気分も滅入っていたのですが、大分快方に向かったということだし、いつまでもこんな気分とか生活じゃあダメだなあと、もう何度目かの、己の色々なことについて反省しました。 反省…

キス・キエルケゴール・トピックス

夕方、洗面台に不味い安ワインを流していると、ムワッとした臭気と熱気とアルコールが立ち上り、夏だなって気分になる http://www.youtube.com/watch?v=ANvCkAvG0kY Ain't no stopping us now by Mcfadden and Whitehead ソウルミュージックと夏、だなんて相…

Garbage CHOCOLATE 

まだ7月の半ばではあるが、猛暑日といっていいような日がちらほら見られるようで、一刻もはやく冬になって欲しい。で、保険料払えよ、とかいう通知が来て、一瞬血液が冷えたが、無かったことにした。もう歯医者に行かないように、はみがきをきちんとしよう…

紛い物の星々に祝福を

変に昂揚したりダウナーだったりの日々、っていつもか。 友人を誘ってひさしぶりにプラネタリウムに行く。あの紛い物の星空というか、細工小箱の中の住人になれるような感覚って映画館とはまた違った趣があって、結構好きだ。 待ち合わせをして、開場時間前…

天蓋は模造宝石

何だか出費が増えているというか、今回に限ったことでもないけれど、大量に買って。封も開けずに床に山積みになったものがそこそこあって、でも買ってしまう。それがそこまで悪いことでもないと思うのは、俺が買い物が、いろいろと見たり読んだりするのが好…

戯れに君もメシア

まだ喉が風邪の味がする。週末の予定がぽしゃって、俺だって風邪気味で、雪まで降って、でも、なんだか気持ちがほんのりと上向きなのは、ようやく作成を始めたからで、怠けていた分のツケを感じながらも、身体が頭がのってくると、非常に楽しいというか、生…

ねぼけたままの

雑務をこなしながら、眠りも浅く、ストレスハイな感じで、上野あたりをふらふらしていた。アメ横を歩きながら、お菓子問屋でチョコレートを買い、ふと、目の前にある小さなお寺から声が聞こえて、向かってみる。 どういう理由かは知らないが、本堂からお経の…

動物ゲームの景色の中に

六本木のボルテックスが昨年末に閉まった、ということは知っていたのだが、特に閉店を見ようとか思っていたわけでもなく、しかし年が明けてから向かうと、資材の搬入の為にしばらく中を開けています、といった張り紙がしており、説明文の末尾に、「六本木最…

雨だれと散策と

ばたばたとしているというか、幸福なことと、げきおこなこととがあり、何だか眠りが悪く、睡眠時間が四、五時間程度の日々。そのくらい寝られれば、と思う人も多くいるとは思うが、俺は七、八時間位眠らないと頭が働かないというか、抽象的な、生活の役に立…

君がけだものだったなら

「けだものの身体を歯で食いちぎると、中から最高の汁が溢れだすんだぜ……」 (コアラのマーチおいしいです) 久しぶりに『地獄のミサワ』読んだら、結構楽しくって、がっかりというか楽しいというか、でもコアラのマーチはマジでおいしいというか、俺、チョ…

彼らの景色も

雑務やらいろいろあり、しょーもないことに金のことを考えねばならぬことに、 というか、音楽と本があれば、割とやっていける俺は、それはそれで幸福なのかもしれないが、お金がなくても一人でぼんやりとでも生きていけるというのは、いろいろな物への執着が…

amazonのダンボール製の僕と握手!

南米の鳥のことばかり考えていたら、鳥が欲しくなってきて、でも鳥<オニオオハシ>なんて飼えるわけがないので、それを考えるとテレサ(のルームライト)が欲しくなる。幽霊欲しい俺の家。 テレサ君、ゲームセンターのプライズなのだが、1200円前後で手に入…

ヴァカンスもさようなら

引越しが終わった。適当に決めた住居で、想定外のことも色々あって、地味にきたり派手にきたりもしたものの、睡眠不足や疲れから、吐き気とまどろみと午睡を繰り返す、夏の日。https://www.youtube.com/watch?v=ChjAf8RggZs パパが殺された ラジオが騒ぐの …

茶道武道、貴族聖女

厭な感じの天気が続いているが、気づけば食事も読書も当たり障りのない、手軽な物ばかりになってしまっていて、もう少しこってりしたものを口にしたり、とりかからねばならないなと思いながらも、気軽な消費は楽しい。 再読するミシェル・トゥルニエの『聖女…

久しぶりやあ久し振り

ぼんやりとした身体で、いつにもまして自分の身体が自分の物ではないような気がしてまう今日この頃ではあるが、ふと、思い出すブリジット・バルドーが歌う、「私の身体は彼の物」 この曲はコケティッシュで短いポップソングで、バルドーが歌うと全くいやらし…

ル ロア ソレイユ コマンタレヴ?

用があっても用が無くてもとにかく繁華街に出向いていて、街に出る、ってことはあぶく銭を得てもあぶくになるってことで、睡眠も不規則で途切れ途切れ、になり、電車で後少し、と思いまどろんでいるといつの間にか終点で、駅員に起こされ、慌てて電車を出た。…

花筏アンセム浮草家業

初めて子どもだけで花見をしたのは小学三年の時で、友人に誘われて向かった青山墓地は平日だというのに人が多く、おまけに昨日の雨で地面はぬかるんでいて、どうにかましなところにシートを敷いて、コンビニの弁当を広げ、見上げて子どもらしい定型句を交わ…

いつもの風景

鍋でお湯を作っている最中に寝てしまって、気付いた時には煙と異臭、そして鍋が酷いことになった。グッバイ鍋。火の不始末で家が火事になったとか聞くけど、どういう風になるのだろう。ちょっとだけ見てみたいな。 夏に今住んでいる家の契約更新があり、更新…

でも一回でMP28もあがったのはやりすぎじゃね? って思ったけどそれがまたいいね!

「脳味噌が邪魔だ 半分で十分 脳味噌半分とっちまいたい とっちまいたい」それとも、別のがいい? 別のさむしんぐくーる!!!!!! お勧めしてもらった佐々木中の『切りとれ、あの祈る手を』を、予約に割りあたったので読む。おもろい。てか、力入ってんな…

蛮勇からはるかに遠く

入ってくるはずの入金がなく、つい出来心で年末ジャンボ宝くじを買ってしまった。多分、年明けには俺、億万長者になってるらしいたぶん確実にしたら、色んな人にやさしくできると思う。ニンテンドーDSとかPSPとか。 特にDSは俺がAボタンを痙攣的に連…

「ザ・ワールド・イズ・ユアーズ」

最近やっと、肌寒さを感じる日が多くなってきた。嬉しい。月の終わりになると発生するお金のあれやこれやで、これから先のことを考えざるをえないのだけれど、これから先ってなんのこと。 割と書けていた小説が急に手が止まり、別にそんなのは珍しいことでも…

もはや、そうあるいはもう、もはや。

ジュネの全集を手に取り、これを片づけるのは時間が必要だなあと思うが、この中の全部を通読するわけでもないし、とも思う。というか、文庫化されているのはもう手元にあるので借りる必要もなかったかな、と気付いたが、本の山と言うか本の廃墟、ごみためと…